ロエス・ブラフス国立野生動物保護区
ロエス・ブラフス国立野生動物保護区 Loess Bluffs National Wildlife Refuge
ロエス・ブラフス国立野生動物保護区は、ミズーリ州 セント・ルイス・ランバート国際空港から西に約321マイル(513.6km)、ミズーリ州北西部にあるマウンド シティの近くに位置します。
⇒ ロエス・ブラフス国立野生動物保護区の場所と行き方
ロエス・ブラフス国立野生動物保護区の概要
ナキハクチョウ、ハクトウワシ、鳴き鳥、シギ・チドリ類、水鳥などの野鳥、シカ、コヨーテなどの野生生物、その他何百もの種の豊富な個体群が、保護区の湿地、森林、草原の生息地を利用しています。
この保護区は、1935年8月23日にフランクリン D. ルーズベルト大統領によって、渡り鳥やその他の野生生物のための餌場や繁殖地として設立されました。
この保護区は、ミズーリ川の氾濫原の東端に沿って7,440エーカー(30平方キロメートル)の広さがあり、湿地、草原、森林が含まれています。
保護区では、秋から冬にかけて年間20万羽のカモと、100万羽以上のハクガンを保護しています。
この保護区は、2001年に全米オーデュボン協会によって、アメリカの世界的に重要な野鳥生息地トップ500の1つに正式に選ばれました。
ロエス・ブラフス国立野生動物保護区でバードウォッチング
春はハクガンの大規模な移動を見るまたとないチャンスです。
シギ・チドリ、渡り鳥、カモなどの他の渡り鳥も、この時期に保護区で見つけることができます。
木に巣を作るハクトウワシのペアを探したり、野生のシチメンチョウがメスを惹きつけようとして鳴く声に耳を傾けてください。
春は、保護区で多くの種類の野鳥を見たり聞いたりするのに最適な時期です!
夏は、真昼の暑さを避けて朝と夕方に保護区を探索しましょう。
この時期は、鳴き鳥の営巣が盛んです。オオアオサギや、その他の水鳥が湿地の植生で見られます。
秋は、さまざまな種類のカモやガチョウを含む渡り鳥が、冬に向けて南へ移動する際の休息場所と餌場として保護区を利用します。鮮やかな秋の色を楽しみながら、湿地で見られる多様な水鳥をご覧ください。
冬は信じられないほどの数のハクトウワシを見る、絶好のチャンスです。
カモやガチョウの群れは、広い水域で見ることができます。
ハクガンの群れ
秋と春にハクガンの群れが、ロエス・ブラフス国立野生動物保護区を渡りの中継地として立ち寄ります。その様子は、群を抜いて壮観な大自然のイベントです。
ハクガンは日の出前に湿地を飛び出し、保護地の近くにある私有農地の廃棄穀物を食べ始めます。エサを食べた後、午前中に湿地へ戻ってきます。そして午後遅くに再び近くの畑に飛び出し、日没以降に戻ってきます。
秋は、10月中旬にハクガンが到着し始め、11月中旬から下旬に最盛期を迎えます。
春は、2月中旬から飛来し始め、3月中旬がピークで、秋よりもより多くのハクガンが保護区を利用します。
ハクトウワシ
ハクトウワシは晩秋から初冬にかけて保護区にやってきます。
12月1日までの移動のピーク時には、若いハクトウワシと成鳥のハクトウワシが300羽も見られることがあります。
2020年の調査では、662羽のハクトウワシが数えら記録となりました。
ハクトウワシの巣が最初に確認されたのは、1997年の夏で、3羽の若いワシが巣立ちました。
一般的にハクトウワシは、春と夏にこの保護区を離れ、北部の森の湖や小川に戻りますが、まれに少数のハクトウワシが、夏もロエス・ブラフス国立野生動物保護区で過ごすことがあります。
資料協力:U.S. Fish & Wildlife Service
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ロエス・ブラフス国立野生動物保護区の場所と行き方
Loess Bluffs National Wildlife Refuge
159 State Hwy E, Mound City, MO
セント・ルイス・ランバート国際空港 から車(レンタカー)で行く場合の一例。
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