デルタ国立野生動物保護区
デルタ国立野生動物保護区 Delta National Wildlife Refuge
デルタ国立野生動物保護区は、ルイジアナ州 ルイ・アームストロング・ニューオーリンズ国際空港から南東に約90マイル(144km)に位置する保護区です。
⇒ デルタ国立野生動物保護区の場所と行き方
ミシシッピ川のデルタに位置するデルタ国立野生生物保護区の緑豊かな湿地と沼地は、渡り鳥、多数の魚や野生生物種に生息地を提供しています。
沼地はメキシコ湾にあるために、ミシシッピ川をボートで渡っていくことになります。
保護区では多数の渡り鳥が巣を作り、数千羽のシギ・チドリ類が干潟や三角州で見られます。
湿地、浅い池、干潟は、越冬する水鳥やシギ・チドリ類だけでなく、多くの渡り鳥を支える重要な場所です。
デルタでは何万羽もの水鳥が越冬し、春と秋には他の多くの野鳥が渡ってきます。
中南米に向かう新熱帯区の渡り鳥にとって、メキシコ湾を横断する直前の最後の土地の1つです。
デルタ国立野生生物保護区の水鳥
春から夏にかけて、ノースダコタ州やカナダで繁殖した水鳥の大部分は、秋になるとミシシッピ川に沿ったミシシッピ フライウェイを南下し、アメリカ南部で越冬します。デルタ国立野生生物保護区は、北アメリカの水鳥が渡りに利用するミシシッピ フライウェイの終点となる場所です。
冬の水鳥は、マガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、オカヨシガモ、アメリカホシハジロ、クビワキンクロ、スズガモ、カワアイサ、アメリカヒドリ、ヒメハジロ、マダラガモ、ミカヅキシマアジ、アメリカコガモ、オオバン、オオホシハジロ、カナダガン、ハクガン、マガン、ヒメハクガンが挙げられます。
デルタ国立野生生物保護区のシギ・チドリ類
シギ・チドリ類は、鳥界のマラソンフライヤーです。多くは毎年12,000マイル(19,200km)以上を飛行し、北極圏と南半球の温帯な生息地の間を行き来します。種によってその飛行距離が異なるので、デルタ国立野生生物保護区は、渡りの際の中継地であったり、越冬地となります。
一般的に観察される種には、オオキアシシギ、コキアシシギ、オオハシシギ、ハマシギ、アメリカヒバリシギ、ヒメハマシギ、ソリハシセイタカシギ、クロエリセイタカシギ、アメリカミヤコドリ、キョウジョシギ、ウイルソンチドリ、フタオビチドリ、ハジロオオシギなどです。
資料協力:U.S. Fish & Wildlife Service
ルイジアナ州のバードウォッチング・スポット
デルタ国立野生動物保護区の場所と行き方
Delta National Wildlife Refuge
61389 Hwy 434 Lacombe, LA
ルイ・アームストロング・ニューオーリンズ国際空港から車(レンタカー)で行く場合の一例。
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