インディアナ州

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州の成立過程

インディアナとは「インディアンの土地」を意味するラテン語だそうです。名付けの由来は諸説ありますが、かつてのこの地には、多種な先住民族が暮らしていたからだ、とも言われています。
17世紀後半、最初にこの地を訪れたヨーロッパ人は、カナダにいたフランス人だったと言われています。18世紀には毛皮交易の地を拡大していきたいフランスと、領地を西に広げていきたいイギリスとの間に争いが起こります。戦いにはイギリスが勝利し、この地を所有することになりました。その後、独立戦争を経て、この地は北西部領土とされます。(北西部領土とは、合衆国建国当初の政治区分のひとつです。今の行政区画では、インディアナ州の他にもオハイオ州、イリノイ州、ミシガン州、ウィスコンシン州、ミネソタの一部などが含まれていました。)1800年、北西部領土からの第一号の分離として、インディアナ準州として制定されます。そして、1816年12月11日、アメリカ19番目の州として昇格する日を迎えるのです。

隣の州との関係

北をミシガン州、東をオハイオ州、南はケンタッキー州、西はイリノイ州に接しています。

現在の位置づけ

州の愛称は「フージアステイト」ですが、このフージアという言葉は、インディアナ州を表す言葉としてよく登場します。フージアそのものは、まじめ・勤勉・正直者を意味するようですが、転じて田舎者を指すこともあるようで...。
また州の主な農産物は、大豆やトウモロコシです。牧歌的風景の広がるこの地は、古くから保守的気風が強いことでも知られています。陸海空の交通網もの充実していて、これにより電気、自動車、製鉄などの産業が発達しています。


アメリカ合衆国造幣局50州25セントプログラム

発行年 2002年  発行順 19番

レースカーが州の輪郭を背景にし描かれています。また、19個の星はインディアナ州が合衆国に19番目に加入したことを表しています。インディアナといえば、5月に毎年開かれる自動車レース「インディ500」の開催地としても有名で、コインに描かれているレースカーは「インディ500」を象徴しています。
画像提供:"United States coin images from the United States Mint."

観光名所

ジェームズ・ディーンメモリアルギャラリー

今もなお愛される伝説の俳優、ジェームズ・ディーンは1931年、ここインディアナ州マリオンに生まれました。このギャラリーは、彼の熱狂的ファンにより作られました。実際に着用した衣装や、私物など、彼にまつわるものが多数展示されています。

インディ500

インディ500 世界3大レースのひとつ インディアナポリス500マイルレース(Indianapolis 500)、通称インディ500は、インディアナ州最大のイベントという枠ではとどまらず、F1(Formula One World Champ... 続きを読む