カンザス州

kansas

州の成立過程

パレオ族ウィチタ族、カンサ族、パオニー族などの先住民族が暮らしていたこの地に、1541年スペインの探検家がやってきました。 その後フランス領ルイジアナとしてフランスに支配されたこの地は、フレンチ・インディアン戦争の結果、スペインの領地となりました。 後に再びこの地を取り戻したフランスですが、1803年ナポレオンにより世にいうルイジアナの売却が行われ、カンザスはアメリカのものとなります。 1854年からはカンザス準州という自治的領域となり、1861年1月29日、アメリカ合衆国34番目の州へ昇格しました。

隣の州との関係

北をネブラスカ州、東をミズーリ州、南をオクラホマ州、西をコロラド州に接しています。
アメリカ中西部にあり、「アメリカのへそ」と呼ばれるように、アメリカのちょうど中心あたりに位置しています。

現在の位置づけ

州南部にあるウィチタは、カンザス最大の都市です。
ここには民間航空機や軽飛行機等を生産する航空機メーカーや航空計器のメーカーなどが集まっています。
しかし、何といっても限りなく広がる大草原がカンザスの一番の魅力でしょう。
また、アメリカの穀倉地帯の中心でもあり、おもな農産物は小麦、トウモロコシ、大豆です。
カンザスと言えば、「オズの魔法使い」の舞台としても知られています。
このお話は、主人公の少女ドロシーが竜巻に巻き込まれ、不思議なオズの国に飛ばされてしまうことから始まりますが、実際カンザスは土地柄竜巻の多発地帯なのだとか。


アメリカ合衆国造幣局50州25セントプログラム

発行年 2005年  発行順 34番

州の動物であるバッファローと、州花の向日葵のモチーフが描かれたコインです。どちらも州を象徴するシンボルで、カンザスが合衆国に加盟した19世紀半ばには州の至る所で見られたそうです。ちなみにカンザス州のニックネームは"Sunflower State"(向日葵の州)です。
画像提供:"United States coin images from the United States Mint."

観光名所

カンザス航空博物館

航空産業の町ともいわれるウィチタにある博物館です。かつて、この建物は空港のターミナルとして使用されていたのだそうです。実物の航空機、エンジン、ミニチュアなどが展示されています。また館内には、管制塔として使用されていたタワーもあり、ここからは... 続きを読む

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