しかしながら州都のプロビデンスは、ニューイングランド地方の中でボストンに次ぐ2番目の大都市です。
小さいながらもギュッと魅力の詰め込まれたエリアということができるでしょう。
かつてこの地には、ナラガンセット族などの先住民族が暮らしていました。先住民族たちは初期の入植者たちとも交易などを通じ、交流をしていたようです。
後に、マサチューセッツ州に入植した人々が、宗教観の違いなどによりマサチューセッツ州を追われ、この地にやってくるようになります。
そしてこれらの人々が、この地の一画に入植を始め、プロビデンス(現州都)の町を形成したそうです。
入植当初から先住民族と白人開拓者は友好的な関係を保っていたものの、1675年のフィリップ王戦争により、その関係も終焉を迎えることになります。
その後プロビデンスは「信仰の自由の場所」として、さまざまな教徒を受け入れ、信教の自由を認める地として発展してゆきます。
1776年、この地も独立を宣言するものの、中央集権化には反対し、なかなか憲法の批准をしなかったそうです。
連邦から「批准しないなら外国とみなす、外国ってことは他州との交易品にも税金かけるぞ」、と宣告(半ば脅し?)され、それをきっかけに1790年5月29日にようやく批准、13番目の州としてスタートすることになります。