テキサス州

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州の成立過程

この地への最初のヨーロッパ人の到来は16世紀初めです。 その後この地は、フランス、スペイン、メキシコと支配者を変えることとなります。 まず、フランス人探検家ラ・サールが、マタゴルダ湾にセントルイス砦を建設しこの地はフランス領とされます。 その後、フランスが植民地化に失敗、この地を去った後、スペインがこの地の開拓を進めます。 そして、ヌエバ・エスパーニャと呼ばれるスペイン帝国の領地として統治されることになります。 1821年メキシコがスペインから独立すると、メキシコ領コアウイラ・イ・テハス州の一部となります。 その後、合衆国からの移民がこの州に入りはじめ次第にメキシコ人を上回り、メキシコ人とアメリカ人の間に衝突が起きるようになりました。 このためメキシコ政府は、この地へのアメリカ人入植者の立ち入りを禁止します。 これにアメリカ人入植者は不満を募らせ、反乱を起こし、1836年テキサス共和国として独立させます。 テキサス共和国としての10年間の後、1845年12月29日、アメリカ28番目の州として合衆国に加わりました。

隣の州との関係

北はレッド川を挟んでオクラホマ州に、東はサビン川を挟んでルイジアナ州とアーカンソー州、南はメキシコ湾とメキシコ、西をニューメキシコ州に接しています。
歴史的にみても、ヒスパニック系の人々も多く暮らしており、メキシコ文化にも大きく影響されています。

現在の位置づけ

 

テキサスといえば、カウボーイ!というイメージ通り、牛の放牧業も州の重要な産業の一つです。
また、メキシコ湾や内陸部に油田が多く、石油会社も多く設立されています。
また、こうした背景から化学工場も多いです。
火力発電所があること、化学工場が多いこと、公共交通機関が少なく車の利用が多いことなどから、テキサス州は温室効果ガスの排出量が全米第一位となっています。




アメリカ合衆国造幣局50州25セントプログラム

発行年 2004年  発行順 28番

州の輪郭に重ねられた星と、"The Lone Star State." という文が記されています。この大きな星は州のシンボル"ローン・スター"(ひとつ星)です。コインのふちを囲んでいる投げ輪は、カウボーイと家畜の歴史と、開拓者精神を象徴しています。ちなみにテキサスという州名は、インディアンの言語の"tejas"を語源としており、友人あるいは同盟を意味し、テキサス州のモットーである「フレンドシップ」を讃えるものでもあります。
画像提供:"United States coin images from the United States Mint."

観光名所

リバーウオーク

    1年のうち300日という高い晴天率を誇るサンアントニオは、とてもエキゾチックな観光地です。ダウンタウンを運河のように曲がりくねって流れるサンアントニオ川を、リバーボートに乗って観光してみましょう。この川沿いの遊歩... 続きを読む

ゲストランチ

テキサスと言えば、やはりカウボーイ!州南部にあるバンデラには、多くのゲストランチがあります。ゲストランチとは、ランチ(大牧場)に対して、観光牧場の意味です。ここでは、大自然の中で乗馬を楽しみ、カウボーイスタイルのBBQを味わい、夜は満天の星... 続きを読む

スペースセンター・ヒューストン

ダウンタウンから約40km南東に位置します。言わずと知れたアメリカの宇宙開発の中心地です。一般公開はされていない研究施設の中で、「スペースセンター・ヒューストン」の一か所だけは観光客にも公開されています。敷地内をめぐるトラムツアー、宇宙に関... 続きを読む

シックスフロア

今もなお国民から愛されるジョン・F・ケネディと彼の暗殺に関する博物館です。入館だけのチケットもありますが、スケジュールに余裕があれば、オーディオツアーの参加をおすすめします。日本語の音声ガイドもあるので、展示物を詳しく見学することができます... 続きを読む

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