バーモント州

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州の成立過程

かつてこの地には、モヒカン族やアベナキ族などの先住民族たちが暮らしていました。
この地に最初にやってきたのはジャック・カルティエというフランスの探検家でした。
17~18世紀にかけての北米大陸におけるフランス植民地を「ヌーベルフランス」と呼びますが、
このバーモントもその一部として支配されることになります。
この地を狙っていたイギリスは、1759年フランスがこの地の拠点としていた砦を奪取し、フランスを追い出します。
その後フランスはイギリスとの戦い(フレンチ・インディアン戦争)に破れ、1763年この地の所有権はイギリスに移ります。
1977年、この地の民兵たちはイギリスに対する反乱を起こし、バーモント共和国として独立を宣言します。
独立戦争の真っただ中だったイギリスはバーモントの鎮圧にかける力もなかったようです。
このように、他の13植民地とは別の道を歩んだこの地は、バーモント共和国として十数年続くことになります。
そして1791年14番目の州として合衆国に加入することになりました。

隣の州との関係

北をカナダ、東をニューハンプシャー州、南をマサチューセッツ州、西をニューヨーク州に接しています。
北に接するカナダの影響を大きく受けており、フランスの雰囲気のがあちこちに感じられます。

現在の位置づけ

州のおもな産業は「観光」であり、多くの観光客を迎える「観光地」としても知られています。
ちなみにニューヨークやボストンエリアからやってくる観光客が最も多いのだとか。
車で数時間というアクセスの良さもその理由でしょう。
豊かな自然を楽しめるサイクリングやスキーなどのスポーツ系アクティビティや、燃えるように赤いメープル(楓)を楽しめる秋の紅葉見物などが人気です。
この素晴らしい紅葉は、州の中心を走る山岳地帯で例年9月中旬から楽しむことができます。
全米で最大の生産量といわれるメープルシロップが名産なのは、この街ならではですね。
ちなみにバーモントとはフランス語で「緑の山」を意味します。州の愛称は「緑の山の州」で、豊富な自然が自慢の州です。


アメリカ合衆国造幣局50州25セントプログラム

発行年 2001年  発行順 14番

メープルシロップの生産地として有名なバーモント州のコインには、Camel's Hump Mountain(キャメルズ・ハンプ山)と、樹液が入ったバケツを下げたメープルの木が描かれています。 "Camel's Hump"とはラクダのこぶという意味で、その名の通り、山はラクダのこぶのような形をしており、バーモント州では3番目に高い山として知られています。バーモントといえば思い浮かぶのが、「バーモント・カレー」ですが、これはバーモント州民がカレーをよく食べるという理由ではなく、単にバーモントの特産品がリンゴと蜂蜜だということに因んでいるそうです。
画像提供:"United States coin images from the United States Mint."

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